この時期は『浅蜊』

この時期、わたくしがお味噌汁の具で一番好きなものは『浅蜊』でございます。
この浅蜊のお味噌汁煮立たせてしまいますと、身が小さく硬く縮んでしまいますので、わたくしは料理の支度の一番最後に作り、お椀に素早く蓋をして、身がぷっくりした状態のところをいただこうと必死でございます。本日もぷっくり浅蜊で浅蜊の出汁とお味噌の香りがばっちりでございます。

 わたくしはお味噌汁の具に時期の物を採用するように心掛けております。
何故お味噌汁に?
答えは簡単でございます。時期の物でお値段が少々高かったとしても少しの量で良いからでございます。ちょっとしたわたくしの知恵にございます。

季節ごとに好きなものを挙げると致しましたら、
この季節、筍とわかめの組み合わせも捨て難いところでございます。
季節が夏ならば、焼き茄子と油揚げ
季節が秋ならば、たくさんのキノコに卵をとじ入れたもの
季節が冬ならば、真鱈のぶつを入れてのじゃっぱ汁と言った具合でございます。

ちなみにではございますが、お味噌汁の味の決め手のひとつとなるお味噌はここ十数年 『新庄味噌』を愛用しております。
ゆえに、このお味噌の味がわが家のお味噌汁の味でございます。Sato

『蓋付の器』

『蓋付の器』を数種類用意して家族の『うわ~』を愉しんでいるわたくしでございます。たとえ、インスタントの角麺であっても冷凍のおうどんであっても蓋を開くと同時に『うわ~』と発せさせる心憎いアイテムにございます。蓋の分だけ洗い物は増えてしまいますが、わが家には食器洗い乾燥機なるすぐれものがおりますもので助かる次第でございます。この食器洗い乾燥機にわたくしがなんでも詰め込んでしまうがため、家族からはフライパンや土鍋や五徳は入れて良いものかとの質問が。。。あくまでもわたくしの考えではございますが、蓋がきちんと閉まり、きれいに洗ってくれるのであればとりあえずなんでも入れて洗っちゃえ。。。

このような使い方はオススメは致しませんが、食器洗い乾燥機の存在とても便利なものなのでオススメでございます。Sato

竹田の『あぶらあげ』

先日のわが家のお夕飯は福井県の名産竹田のあぶらあげ』のお鍋でございました。関東ではあまり馴染みのないお鍋の具材ではないでしょうか?わたくしもTV番組で知り得た情報をもとに購入してみたのでございます。が、思っていた以上に結構なこのボリュームに驚きでございます。


パッケージに入っている状態では生揚げのようにも見えるのですが、切り口はちゃんとあぶらあげでございます。ミルフィーユ状に何層にも重なってふわふわでございます。お鍋でいただくとたっぷりの出汁が染み込んでじゅわ~とアツアツ出汁と一緒に頂けとても美味しゅうございます。


包丁を入れる前にちょっといつものおあげと比較をいたしました。どれだけの大きさかわかっていただけたでしょうか?

丁寧な手作りのレシピ本も添えられておりましたので、次回はあぶらあげのステーキやピザを作って家族を驚かそうと笑みを浮かべるわたくしでございます。Sato

『鬼鯖』

先月のこととなりますが、わたくしの妹のご主人さまより Whitedayのプレゼントが届いたのでございます。それがこの『鬼鯖』でございました。わたくしのしめ鯖好きを知ってのセレクトとは言え、何とも渋めのセレクトにございます。

この『鬼鯖』は長崎県は五島市にございます三井楽水産さんの商品でございます。ご主人さまはデパートの物産店で出会った一品と申しておりました。

限りな~くお刺身に近いしめ鯖でございます。ほのかに旨酢の香りが湧き立つ程度、酢のツンとした感じがございません。脂も程良く、とても美味しゅうございました。しめ鯖好きのわたくしが、初めて出会った新感覚のしめ鯖でございます。

皆さまもご存じかと思いますが、鯖を酢でしめた場合にはいただく際に薄皮を剥くことをお忘れなきよう。。。

美味しいものとの出会い。有難き幸せ。Sato

幸せになれる『黄色いナンバー』

わが家ではいつもより長く、寒かった冬を暖房器具の温度設定をかなり抑え目にして、お部屋の中ででも家族色違いのユニクロ製プレミアムダウンウルトラライトを着て寒さを凌いでおりました。素敵アイテムと話題になったこのダウンでございますが、着ていらっしゃる方々を大変多くお見受けする機会に遭遇いたしました。家族と一緒に車で通勤するわたくしは通勤途中にカウントする事が多くございました。
あるの日こと、あの方もこの方もとカウントして行くと。。。
幼少のころ。。。何か懐かしさが込み上げてくる。。。これに似た遊びを。。。
そうでございます。
『黄色いナンバー』10台見ると幸せになれる遊び
昭和生まれの方は覚えていらっしゃることでしょう。確かローカルルールで緑のナンバーを見てしまうとカウントがリセットされてしまうルールにございました。深緑色のイメージから悪者扱いしていたのでございましょう。今思えば、じっとしていられない幼少のわたくし達に大人達が少しでも飽きさせないため知恵だったのかも知れません。
そして、わたくしは少しでも多く幸せになりたいと欲深く黄色いナンバーを数え始めたのでございます。しかし、何か妙でございます。すぐに大量の幸せが舞い込んでしまうではございませんか。。。

平成の時代は昭和の時代と違い軽自動車の出荷台数が増えているとの事でございますゆえ、この遊びは昭和の時代のルールのままでは成立しないのでございます。しいて現代風にアレンジするのであれば、『黄色いナンバー』をご当地ナンバーに置き換えてみるとか。。。

時代の流れを感じるわたくしにございました。Sato

冷凍フル活用『和風カレー』

昨日のわが家のお夕飯のご紹介でございます。

    雑穀米ご飯の和風カレー
    里芋と桜海老の揚げ物
    大根のポン酢ジュレサラダ

わたくしは基本的に冷凍活用派にございますゆえ、昨日のお夕飯も冷凍フル活用の『和風カレー』でございました。

 
土鍋でご飯を炊く時間を利用しておかずを作りますので、この33分間が勝負でございます。

この和風カレーは時間がない時に打ってつけにございます。なぜなら、事前にひき肉、人参、玉ねぎ、ブナシメジ、椎茸など半端になった野菜を炒め、めんつゆで味を付けたものを冷凍して置き必要な時に必要な分だけを解凍して使用するからでございます。少量の水とカレーのルーを溶き、これまた解凍した茹で済み小松菜を混ぜ完成にございます。

この揚げ物の里芋も茹でてつぶしたものを事前冷凍したものでございます。乾物の桜海老を混ぜて丸めて素揚げにいたしますと桜海老は香ばしく、外はカリカリ、里芋はふわとろでございます。味付けは一切しておりませんのでレモンを絞っていただきます。

 

そしてサラダは大根をピューラーで薄切りにして、おかかとのり、ポン酢ジュレをかけて完成でございます。ちなみにこのブロッコリーも茹でて冷凍したものでございます。

家族の「美味しい」の言葉がうれしく思うわたくしでございます。Sato

『土鍋の底』と『土鍋の傷』

『土鍋の底』はとくにいくら丁寧に洗ったとしても五徳との擦れ具合、吹きこぼれによるしみやすすなどで、使えば使うほどに色味が増して来るものにございます。
以前、雑誌で 
〈各家庭にある土鍋で同じ材料を同じ条件で炊いたとしてもそれぞれの家庭で味や風味が異なる 〉
との掲載記事を読んだことがございます。
「わが家の味の浸み込んだ土鍋を作ろう!」と思い立ち、これがきっかけでわたくしの土鍋好きが始まったのでございます。
わたくしはご飯を炊くのも土鍋にございます。白いご飯用、かやくご飯用、お粥用、鍋物用、1人鍋用、焼き物用、焼きカレー用と用途によって使い分けをしているのでございます。
その中でも一番手前のすすけた土鍋に一番の思い入れが。。。
ちょうど1年前のあのおぞましい映像の数々をみせつけた震災で、わが家でもわずかながら被害がございました。わが家の味が浸み込んだこの土鍋の片手も地震の揺れにより欠けてしまったのでございます。いろいろなものが壊れ、他は処分したのでございますが、この土鍋だけは処分する事ができず、その後セメダインで補修し本日もなお使い続けているのでございます。しばらくはこの傷を見るたびあの日からのいろいろな出来事を思い出してしまう日々がございました。しかし、この一年でふと思うことに変化がございました。ほんと些細なことではございますが、

「おっと、もうちょい奥に食器をずらしておこう。」
「飲料水のストックあとどんくらい?」

などわたくしにとって土鍋は毎日使うものでありますゆえにこのような些細なことを思い出すことが出来るアイテムとなったのでございます。

一年が過ぎたいま、『土鍋の傷』を見直し、「けして、忘れない。。。」と改めて決意するわたくしがございます。
一日も早く、心に傷を負ったみなさんに平穏な暮らしが訪れることを願うばかりでございます。Sato